0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をグングン伸ばす

育児書レビュー

Amazon創業者のジェフ・ベゾス、Google創業者のラリー・ペイジ。国内であれば藤井聡太棋士。

2010年以降を席捲する著名人が受けていたとして注目を集めているモンテッソーリ教育

そのモンテッソーリ教育の本を読んでみましたので、僕なりに紹介してみます。

この本のぬわす的まとめ
  • 子どもは自ら成長し、伸びる力を持っている
  • モンテッソーリ教育とは「適時教育」
  • 三つ子の魂、百まで

モンテッソーリ教育とは何か?

マリア・モンテッソーリ

モンテッソーリ教育とは、イタリアの女性医師であるマリア・モンテッソーリが20世紀に確立した教育法です。

医学、生物学、心理学をベースに作られており、子どもが自ら成長することを促すものです。

この本曰く、それまでは「子どもは何もできない存在」「お勉強は小学校に入ってから。それまでは外で元気に遊んでいればいいんだ」という考えが定説だったようです。

モンテッソーリ教育の考え方は違い、「子どもは全てのことができるように生まれてくる。もしできないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけ」というものです。

モンテッソーリ教育は一貫して、この「物理的に不可能な環境」を廃し、「やり方を教える」という教育法です。

子どもは自ら成長し、伸びる力を持っている

分かりやすいところで言うと「歩くこと」は、身体的な障害がなければ、誰もができるようになります。

もちろん歩き始めるのが早い子もいれば遅い子もいます。

しかし歩けないままに大人になることはありません。

そして歩けるようになるまでのステップも誰もが同じで、ずり這いからハイハイ、掴まり立ちと移行し歩き始めます。

環境を整える

もし【歩く】に辿り着くまでのステップの途中、周りに掴むものがなければ、いつまでも掴まり立ちはできずハイハイのままです。

そして、これは歩くこと以外にも言えることです。

ハサミやガラガラ等の物が無ければ、いつまでも【手を使う】ことはできません。

だから、立ち上がったり、手を使ったりすることができる【環境を整える】ことが大事です。

モンテッソーリは適時教育

環境を整えることは大事です。

しかし、いくら環境を整えても、生後すぐでは立ち上がりません

また、その環境も、使い方を教えてあげなければ、子どもは正しい使い方が分かりません。

タイミングを見計らいながら、適切な環境を整えて、やり方を見せる【適時教育】が大切です。

もし早く用意しすぎてしまった場合は、急がずにまたいつか、適切なタイミングで用意してあげましょう。

三つ子の魂、百まで

モンテッソーリ教育は、発達を四段階に分けて考えています。

その第一段階、「0~6歳」が重要で、その中でも更に「0~3歳」が特に重要と位置づけました。

この時期に身につけたことは、例え歳を取って認知症になっても忘れないそうです。

以前読んだ、「パパは脳研究者」に似た記載がありました。

脳の神経細胞は3歳までに約70%が排除されます。

赤ちゃんはどんな環境で生きることになるか、産まれるまで分かりません。

そのため過剰なほどの神経細胞を持って産まれ、環境に合わせて取捨選択をしていきます。

だからこそ、日本で生まれようが、アメリカで生まれようが適応できるのです。

そして残った30%は、健康であれば100歳を超えても保持し続けます。

【三つ子の魂、百まで】は、モンテッソーリ教育的にも、脳科学的にも本当だと言えますね。

本を読めば具体的な方法が分かる

ここまで、ぬわすなりにモンテッソーリ教育とは何かをまとめました。

しかしそれはあくまで、この本の一端です。

この本には、子どもに共通する成長の道筋と、それを促す教育法が、具体的に事細かく書いてあります

全てがこの本の通りにできるとは言いませんが、大きな指針になることは間違いありません。

指針があれば、不安も減ります。

どう子育てをすれば良いか不安な方は、是非手に取ってみてはいかがでしょうか?

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